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会長挨拶

ご挨拶

 この度第76回日本皮膚科学会東京支部学術大会を開催させていただくことになり、日本医科大学皮膚科として大変光栄に存じます。

 近年我が国の皮膚科学は飛躍的に発展し、国際的にも高い評価を得るようになりました。学問の進歩は日々の診療にも反映し、20年前と比べても診療内容は大きく様変わりしています。まさに、先人たちのたゆまぬ努力の積み重ねが実を結んだ結果だと思います。

 本学術大会のテーマを「皮膚科診療のレベルアップを目指して」としました。皮膚科のさらなる発展のためには、個人を越えて皮膚科全体の診療内容がレベルアップ(ボトムアップを含め)することが必須であると考えます。いうまでもなく、社会が求めているのは安全で質の高い皮膚科診療です。したがって、皮膚科は診療内容の充実を図ると同時に、各医師間ならびに各施設間のばらつきを極力減らし、全体として一定の水準を維持するよう努めるべきです。こうした体制を作り上げて、初めて夢のある皮膚科の将来像が描けるのだと思います。

 そこで、本学術大会では皮膚科の特性を生かした診療内容を皆で共有し、これに磨きをかけるようなプログラムを組むよう努めました。プログラムは招待講演、特別講演、教育講演、共催セミナー、シンポジウム、そして一般演題から構成されています。

 講演者、座長は基本的に東京支部の先生方にお願いしています。また、本学術大会の特徴の一つとして「血管・リンパ管疾患」に比較的多くの時間を割きました。特に血管炎に関しては、最近の疾患理解の混乱を少しでも是正したく思っております。その他にも巾広い領域において各分野のエキスパートの助力を得て、会場内で病態や治療に関する、より深い洞察がなされるものと確信しております。もとより、この学術大会で全ての疾患を網羅することは無理ですが、少しでも皮膚科診療のレベルアップに貢献できれば、私共にとって望外の喜びであります。

 多くの皆様のご参加を心よりお待ちしております。

第76回日本皮膚科学会東京支部学術大会 会長 川名 誠司